
濡れた手でもOKなクレンジングの秘密!バイコンティニュアス構造について
少し前までクレンジングは乾いた手でしか使うことができず、不便な一面がありましたね。
近年は消費者のニーズや化粧品自体の多様化もあり、濡れた手でもOKなクレンジングが開発され、お風呂場でも洗面所でも好みの場所でクレンジングすることが可能になりました。
なぜ濡れた手でもOKなのか?秘密の「バイコンティニュアス構造」について迫ります。
近年は消費者のニーズや化粧品自体の多様化もあり、濡れた手でもOKなクレンジングが開発され、お風呂場でも洗面所でも好みの場所でクレンジングすることが可能になりました。
なぜ濡れた手でもOKなのか?秘密の「バイコンティニュアス構造」について迫ります。
クレンジングは肌なじみと乳化が重要
クレンジングの成分は油分でメイクの成分も油分なので、クレンジングをつけた際に同じ成分同士はなじみやすいという性質のあることが1つのポイントです。
しっかりとお肌のメイクとクレンジングをなじませることで、メイクが浮き上がります。
最後に汚れを水で流す際は水と油なので相性が悪くなじみにくそうですよね。
ここで登場するのが界面活性剤で、水と油が混じりやすいような乳化の役割を果たしているんです。
界面活性剤には乳化に適しているオイルインの種類が使われていることも重要です。
しかし、あくまでも乾いた手でクレンジングオイルをつけた場合で、もし先に手が濡れていたとしたらオイルではなく水と乳化することになるので、メイクを落とせなくなります。
濡れた手でも使える「バイコンティニュアス構造」の仕組み
この濡れた手でも落とせる仕組みのことを、「バイコンティニュアス構造」といいます。
1番の特長はメイクを落とす際に油が水でコーティングされる乳化が起こらないこと。
水と油が混ざり合うのではなくそれぞれが層になるので、メイクのついている顔の表面にクレンジングオイルをしっかり密着させたまま落とすことができるという仕組みです。
バイコンティニュアス構造下では、界面活性成分が油に馴染みやすい部分を外側に、馴染みにくい方を内側に分散する特長もあります。
ここに水分が入り込んだ場合に、水分とクレンジングオイルの間に界面活性剤が入り込んで並ぶ構造をするため、油分が外側にありメイクが落とせるようになっています。
濡れた手でもOKなクレンジングオイルの「バイコンティニュアス構造」について解説しましたが、仕組みは理解できましたか?
バイコンティニュアス構造の登場で、毎日のメイク落としが非常に便利になりました。
市場に出回る商品は、消費者のさまざまなニーズに答えたものが次から次へと開発され店頭へ並んで販売されています。
これからの未来、まさかと思う便利なアイテムがどんどん増えていくかもしれませんね。