
SDGsに取り組むコスメブランドは?代表的な3社を紹介
「SDGs」とは、「持続可能な世界」実現のための国際社会の共通目標のこと。
具体的には、貧困や飢餓をはじめとした、17の目標と232の指標が設定されています。
SDGsの特徴としては、ビジネスを通じた社会課題の解決が前提となることでしょう。
現在、世界各国の企業がSDGsに取り組み始めています。
SDGsの特徴としては、ビジネスを通じた社会課題の解決が前提となることでしょう。現在、世界各国の企業がSDGsに取り組み始めています。
資生堂
資生堂は、企業使命として「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」を掲げています。
資生堂は2019年には、マテリアリティ(重要課題)を設定しました。これは社会価値創造の枠組みとして、「森林の保全」「ダイバーシティ&インクルージョン」「廃棄物削減」など、18項目で構成されています。
資生堂といえば肌トラブルや美しくなりたい人へのアプローチをする会社ですが、がん治療にスポットを当てた動きも始めています。
がん治療の副作用や、外見の変化に悩む方に向けたメイクテクニック動画や、がん経験者ならではの肌トラブルを肌悩み動画やインタビュー記事で紹介する試みを行っています。
アルビオン
また、安心・安全・信頼に徹した製品作りを行っており、生産工場の品質チェックも徹底しています。
植物原料の栽培や研究開発を担う子会社のアルビオン白神研究所が、2019年には秋田県誘致企業に認定されました。SDGsとしては、地域活性へつながる化粧品づくりを目指す方針を掲げています。
ロレアル
ロレアルグループの環境負荷の軽減における取り組みや社会的責任に取り組む姿勢は国連にも認められ2019年には「国連グローバル・コンパクト・リード企業」に認定されました。
つまりロレアルグループは、サステナビリティへの継続的な改善を図り行動を起こしたリーダー的存在の企業として、世界的に認知されたことになります。
化粧品業界では全体的に、SDGsが注目される以前から、企業の社会的責任活動であるCSRに積極的に取り組んできました。ここからさらにさまざまな企業がSDGsを掲げ、新境地を切り拓いていくことでしょう。