
結局インナーケアの最強はビタミンC!?美容ライターが効果的な摂り方を伝授
抗酸化ビタミンとして知られるビタミンC。
美容と健康のために、できるだけ自然なかたちで、たくさん摂りたいと思いませんか?
野菜や果物を積極的に食べていても、調理法や食べ方によっては、思っているほどビタミンCを摂れていなかったり、体の中で活かしきれていなかったりします。
せっかくのビタミンCを無駄にしないよう、以下のことを意識してみてください。
野菜や果物を積極的に食べていても、調理法や食べ方によっては、思っているほどビタミンCを摂れていなかったり、体の中で活かしきれていなかったりします。
せっかくのビタミンCを無駄にしないよう、以下のことを意識してみてください。
1.少しずつ、こまめに摂る!
ビタミンCを摂ると、約3時間後に体内の濃度がピークになり、それから約1時間で元の濃度に戻ってしまうと言われています。
高い濃度を維持するには、体内のビタミンCが元の濃度に戻る前に、追加で摂るのがポイント。
同じ量のビタミンCを摂るなら、少量ずつ何回かに分けて摂るほうが、体内に多く留めておくことができるのです。
2.調理法を工夫して!
そこでおすすめしたいのが電子レンジ加熱です。
温野菜サラダやお浸しは、茹でるより電子レンジのほうが早く火が通り、ビタミンCが茹で汁に溶け出すこともありません。スープのように汁ごと食べる料理も良いですが、加熱しすぎないよう、できるだけ短時間で仕上げましょう。
ちなみに、ジャガイモやサツマイモにはビタミンCが豊富に含まれていて、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
ただし、芋類には炭水化物が多いので食べすぎにはご注意を。
3.食べ合わせも大切!
ビタミンCと相性が良いのは、ビタミンE、タンパク質、鉄の3つ。逆に相性が悪いのは、生の人参やキュウリです。
ビタミンEはナッツ類やアボカドなどに多く含まれる脂溶性のビタミンで、脂質の酸化を抑える働きがあります。ビタミンCと一緒に摂ることで、ビタミンEの抗酸化力が持続するとされています。
タンパク質とビタミンCはコラーゲンの原料になります。コラーゲンは三重らせん構造という特殊な形のタンパク質で、ビタミンCがないと、この形をつくることができません。
鉄は女性が特に不足しがちな栄養素ですが、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップします。小松菜やホウレンソウ、大豆などの植物性食品に含まれる鉄を、ビタミンCが吸収しやすい形に変えてくれるのです。
生の人参やキュウリには、ビタミンCを破壊する酵素が含まれています。
細かく切ったり、すりつぶしたりすると細胞から出てくるので、自家製野菜ジュースに人参を入れるときは、ミキサーにかける前に電子レンジで加熱しましょう。
酵素は加熱すると機能しなくなります。
ビタミンCは調理や保存によって、かなりの量が失われます。
また、摂ったビタミンCを無駄にしないためには食べるタイミングも重要です。
まとめ
執筆者:上辻知津子(栄養専門家)の記事一覧
